アドラー「嫌われる勇気」と「学力」の経済学

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えを読んだ。

心理学本で、最後まで読めたのは初めてなのかもしれない。

聞き書きスタイルがよかったのかもしれないが、アドラー心理学の主張も面白く、フロイトよりも私とあっているようで、これからもアドラー本を読んでいきたいという気になった。

 興味深いのは子育てで直面する問題に対するアドラーの回答。

ちょっと前に流行った「学力」の経済学も同時期に読んでいて、重なる部分がいくつかあった。

たとえば、子どもに「勉強しなさい!」という場合。

たとえば目の前に「勉強する」という課題があったとき、アドラー心理学では「これは誰の課題なのか?」という観点から考えを進めていきます。

「嫌われる勇気」P140

勉強しなさい、はエネルギーの無駄遣い

「「学力」の経済学」P58

子ども自身に勉強が必要である理由を伝えたり、力になるよ、という見守りを行うことは必要そうですね。勉強以外でも、高い山を登ろうと思ったら、誰かの支えはあったほうがいいし、あってほしい。

 

そして、アドラーで一番好きなのはこれ。

自分を変えることは自分しかできない。

 

 

こぐまのケーキ屋さんから思いやりを思い出す

こぐまのケーキ屋さん (ゲッサン少年サンデーコミックス)

 

子供が「春休みのワークを買うんだ!」といって夫と本屋にでかけたのに、まったく違う本を買ってきた。

こぐまのケーキ屋さん。 

近所の女の子が持っていたから買ったという。

私のTwitterにもよくリツイートで流れてくる。

twitter.com

こぐまの画像を何度か読んだことはあったけど、ホンワカ4コマ漫画といった風で、どうしてそんなに流行っているのか分からなかった。けれど、いよいよ小学生にまで人気が広がっているのか。

思わず、「お母さんこれ、Twitterで見たことあるよ。」といったら、「へぇ、ついったーなんだー。お母さんはついったーやってるからねぇ。ムー子もいるし、ついったーには、いっぱいいるねぇ。」と感心している。Twitterは漫画の登場人物がいる場所なんだと思っているらしい。

本を手に入れて嬉しいのか、リビングでずっと持ち歩いている。「〇〇子がもっていた本はねぇ、しおりつきだったんだよ。」とか「今度おばあちゃんちにこの本持って行っていい?」とか、かなりの気に入りようだ。

私も子供が手放したうちに読んでみた。

おいしいお菓子で喜ばせたいこぐまと、こぐまをそっと支える店員さん。

こぐまも店員さんも、なんてやさしいんだろう。

お互いのことを思いやっている。

でも、今の私はやさぐれているので、読んでいて重くなる。

母親として理想的な優しさをもっている店員さん。

店員さんがこぐまの気持ちを想像しながら丁寧に接する優しさがわたしにもあれば、我が家の3姉妹はこんなに喧嘩まみれにならなかったんだろうか。仕事もうまくいかないし、いろいろうまくいかないし。

でも、「店員さんのようになりたいなぁ。」という気持ちが少しばかし湧いたあたり自分の心の中に優しさの種は残っているのかな。

何本も4コマを読み、いっぱいのやさしさにふれた。

Twitterよりずっといい。本はいい。本っていいな。

そして、絵本は一冊にストーリーひとつで終わりだけど、4コマ漫画絵本だと何本もストーリーがあってお得だよね、なんて思いついたしまったあたりは、やっぱり私は相当やさぐれているのかもしれない、と少しだけ落ち込んだ。

 

夏休み後半開始ですね!

我が家は子どもが町内会のラジオ体操に行くっていうから朝起こしたのに、「もう、いかないっていってるでしょ!」と怒られ、結局いかずじまい。

 

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新学期から大丈夫かなぁ??

遺伝子はダメなあなたを愛してるを読んで鳩胸について考えた

遺伝子はダメなあなたを愛してる (朝日文庫)

鳩胸というのはグラマーなんじゃなくて羽ばたくための胸筋が発達しているということです。

 

鳩胸は、胸のサイズが小さいことだと思っていた。

 

中学にあがったころ、母親と下着売場にいった。

ブラを買うということで、店員さんのいうとおりに試着をすることになってしまった。

仕方なく試着室に入り、つけて、カーテンから店員さんがのぞいて確認する。

なにか話して、そして最後に「鳩胸なんですね。」といってカーテンを閉めた。

鳩胸ってなんだろう。

疑問に思ったけれど、初めて会った大人には聞けなかった。

親に聞いたかどうかも覚えていない。

でも、なにか刺さる感じだった。

結局アルファベット順の手前のサイズのブラを買った。

鳩胸って、胸が小さいことをいうんだろうか。

カーテンからのぞいて、みて、胸が小さいねといった?

こっちは初めて会った大人に見られたんだって。

下着売り場で試着なんて、もうしない。

そしてそのまま、胸のサイズはコンプレックスになった。

 

十数年過ぎて、赤ちゃんを産んだ。

授乳をすると、赤ちゃんの小さな口には実にちょうどいいサイズだと分かった。

自分の胸が役に立っている。

コンプレックスが溶けた気がした。

 

今思えば、「鳩胸」といった店員さんの表情は事務的な感じだったし、悪意なんてもちろんなかったろう。

タイミングが悪かったんだ。思春期、思春期。

通勤途中、横断歩道を渡ったところで、歩道を何匹かの鳩が歩いていた。

歩く度に 頭 が前後のゆれている。

頭の下に、首、胸と続く。

ほ乳類じゃないから人間でいう「胸」なんてない。

小さな頭と比べたら、首が太く、胸らしき箇所はしまっている。

鳩は1千キロ離れた場所からでも自分の巣に帰りつけるらしい。

あの体つきで一千キロ飛べるんだ。

鳩胸、すごい。

わたしにとって「鳩胸」は「1千キロ飛ぶ鳩の胸」になった。

1分間マイケル・ポーター

 

1分間マイケル・ポーター  「競争の戦略」を理解する77の原則 (1分間シリーズ)

 

「あらゆる企業は、競争から逃れることはできない。まじか~~。」

 

小6の娘が、私のかばんから飛び出していた本を読んでいた。小学校に行く準備ができ、妹たちを待っているときに、なんとなく読んでいるらしかった。

「マイケル・ポッターだって~。」

子供がいうとハリー・ポッターに聞こえる。

 

子供が学校にいった後、その本を開いてみた。1分間マイケル・ポーター。子供が読んでいたところは、「はじめに」の部分。

 

あらゆる企業は、競争から逃れることはできない。

 

厳しい話だ。

星野リゾートで、研修の元になっている本のひとつがマイケル・ポーターの著書、ということで読んでみることにした。まずは読みきりたいと、研修の元になっている難しそうな本ではなく、博士のお話を訳者が短く要約した本を手に取った。通勤電車が遅延していた時、北風が吹き込むホームでまとめ読みした。寒い、寒いと震えながら、とりあえず読みきったところでかばんに突っ込んだ。初マイケル・ポッター読んだぞ、みたいな。しばらく忘れていた。

そして、今日大事な部分を娘が音読した。

ああ、そんなこと書いてあったな~。

自動車会社とか、MSとかappleとか、有名企業の過去の事例がいくつも取り上げられていた。

自分が勤めている会社と規模が全然違うから、違う世界の話のように感じたり、でもポーターの言っていることは、しっくりくるような不思議な感覚。

 

この本でもう一箇所、娘が読み上げた部分があった。

「戦略立案は最後にホチキス留めすればいいというものではない。」

その日は、年始の社の方針発表会だった。

娘はホチキスという言葉に惹かれて読んだのだろうが、うちの会社の方針発表資料もホチキスにとめられ、配られ、今日が終わったらその後どうなるのか。

今度はマイケル・ポーター自身の言葉が多く書かれた本を読んでみようと思った。

 

 

〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略

〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略

 

 

 

 

寒い日に顔ほっかほかスチーム温顔


雪がまうような寒い日にぴったりのリラックス方法を見つけた。
名付けて、「顔ほっかほかスチーム温浴」。
なんてことがない、お湯で絞ったタオルを顔の上に載せるだけ。
でも、雑誌でみかけた方法を記憶を頼りに、タオルの温度を熱めにし、タオルは顔を包むように耳の下のほうまで伸ばしてに載せたら、ぜんぜん違った。
寒さでかたくなった顔の表面がすごく柔らかくなる。
顔がホッカホカ、ヒートショックプロテインがでているのか。
ついでに首周りもほぐれて、入浴後のリラックス度が2割増だ。
顔ほっかほかスチーム温浴は、家にあるもので誰でもすぐできるところも大きな利点だ。

先日、本屋でムックで発売されているのを見かけた。

今治美肌タオル付き 洗顔料がいらない洗顔革命! 山本浩未の スチームON顔 (講談社の実用BOOK)

今治美肌タオル付き 洗顔料がいらない洗顔革命! 山本浩未の スチームON顔 (講談社の実用BOOK)

 

 
メイクアップアーティストの山本さん発案。
私がノンノを読む頃から活躍している方だ。
ずっと変わらない若々しい雰囲気と、たまたま読んだエッセイの明るくて前向きな感じがとても素敵で、見かけると読んでいる。
この方法も雑誌で山本さんが紹介していたからじっくり読んだ。
ムックをパラパラめくると、本来は洗顔方法らしい。ネーミングも「スチームON顔」 。
やり方も、事細かく解説されていた。
記憶なんて当てにならないもんだ。

以前テレビで、山本さんは中高年の男性にアイプチを勧めていた。
目の上の皮膚の落ち込みを解消するためだ。
「私も悩んでいた」と明るく話す山本さんによってアイプチが施された男性の顔はアイプチ前の後ではぜんぜん違った。まさに整形レベルだ。
年をとってからこそ、メイクは役に立つ。
これからも若見えの方法をどんどん教えてほしい。
とりあえず、「顔ほっかほかスチーム温浴」は本家を見習って「スチーム温顔」に改名して、寒い時期の入浴を楽しもうと思った。

STORY2月号を読んで40歳という年齢を考える

STORY(ストーリィ) 2017年 02 月号 [雑誌]

 

1月。成人式の数日前、ラジオで今年二十歳を迎える新成人が生まれた頃の音楽を流していた。全部知っている曲だった。この音楽が流れた頃、私は20歳。私、今度成人する子の倍生きているんだ。すごい年齢になったもんだと改めて感じる。去年40歳になったばかりだからか、この数字に慣れない。アラフォーと軽い響きの言葉を使ってもアラサーよりひどく重く感じる。だって成人の子の倍生きてるんだから、重くて当然と思いつつ、40という数字から逃げたい自分がいる。

美容院に髪をきりにいく。シャンプーが終わり、カットの席に座った後、店員さんから差し出された雑誌はSTORYと女性自身だった。ばっちり40歳向けラインナップ。やっぱりそう見えるんだなぁと少しがっかりする。ファッションも芸能記事もそれほど興味ないけれど、STORYの読み物記事はわりと好きだ。ページをめくって、まず林真理子さんのエッセイを読む。元カレが、もし死の床にあったら会いに行くかなんて、還暦をすぎた林真理子さんらしい話題だ。読んでいくと、40という数字がでてきて、ドキッとした。

この連載でもしつこく言っているように、40代というのは女性が本当に美しいときである。もちろん、努力している人、という前提がつくが、内側から蓄えたさまざまなものが表に出て、さらに輝きと香気を増す。

わたしなど、まだ40のはじめで、おばさん化が加速度ついているなぁ、と嘆いているのに、後10年のスパンを美しくいられるだろうか。その点、この雑誌に載っている女性はさすがだ。服を着こなして、ハツラツと笑っている姿は本当に美しい。努力すれば、40代は美しく見える最後の時期なのか。結局元カレの話より、「美しい」という形容詞が強く残った。

 

成人の日、TVでは成人式の様子を何度も伝えていた。振袖姿の女の子は、髪もメイクもばっちり決めて、はちきれんばかりの笑顔をカメラに向けている。「かわいい」という形容がぴったりだ。「美しい」という形容は、もう少し年が過ぎた人間のほうが似合うのかもしれない。あの女の子たちも、これから「美しい」に向かっていく。前提条件として、努力が必要らしいけれど、ね。