1分間マイケル・ポーター

 

1分間マイケル・ポーター  「競争の戦略」を理解する77の原則 (1分間シリーズ)

 

「あらゆる企業は、競争から逃れることはできない。まじか~~。」

 

小6の娘が、私のかばんから飛び出していた本を読んでいた。小学校に行く準備ができ、妹たちを待っているときに、なんとなく読んでいるらしかった。

「マイケル・ポッターだって~。」

子供がいうとハリー・ポッターに聞こえる。

 

子供が学校にいった後、その本を開いてみた。1分間マイケル・ポーター。子供が読んでいたところは、「はじめに」の部分。

 

あらゆる企業は、競争から逃れることはできない。

 

厳しい話だ。

星野リゾートで、研修の元になっている本のひとつがマイケル・ポーターの著書、ということで読んでみることにした。まずは読みきりたいと、研修の元になっている難しそうな本ではなく、博士のお話を訳者が短く要約した本を手に取った。通勤電車が遅延していた時、北風が吹き込むホームでまとめ読みした。寒い、寒いと震えながら、とりあえず読みきったところでかばんに突っ込んだ。初マイケル・ポッター読んだぞ、みたいな。しばらく忘れていた。

そして、今日大事な部分を娘が音読した。

ああ、そんなこと書いてあったな~。

自動車会社とか、MSとかappleとか、有名企業の過去の事例がいくつも取り上げられていた。

自分が勤めている会社と規模が全然違うから、違う世界の話のように感じたり、でもポーターの言っていることは、しっくりくるような不思議な感覚。

 

この本でもう一箇所、娘が読み上げた部分があった。

「戦略立案は最後にホチキス留めすればいいというものではない。」

その日は、年始の社の方針発表会だった。

娘はホチキスという言葉に惹かれて読んだのだろうが、うちの会社の方針発表資料もホチキスにとめられ、配られ、今日が終わったらその後どうなるのか。

今度はマイケル・ポーター自身の言葉が多く書かれた本を読んでみようと思った。

 

 

〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略

〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略