アドラー「嫌われる勇気」と「学力」の経済学
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えを読んだ。
心理学本で、最後まで読めたのは初めてなのかもしれない。
聞き書きスタイルがよかったのかもしれないが、アドラー心理学の主張も面白く、フロイトよりも私とあっているようで、これからもアドラー本を読んでいきたいという気になった。
興味深いのは子育てで直面する問題に対するアドラーの回答。
ちょっと前に流行った「学力」の経済学も同時期に読んでいて、重なる部分がいくつかあった。
たとえば、子どもに「勉強しなさい!」という場合。
たとえば目の前に「勉強する」という課題があったとき、アドラー心理学では「これは誰の課題なのか?」という観点から考えを進めていきます。
「嫌われる勇気」P140
勉強しなさい、はエネルギーの無駄遣い
「「学力」の経済学」P58
子ども自身に勉強が必要である理由を伝えたり、力になるよ、という見守りを行うことは必要そうですね。勉強以外でも、高い山を登ろうと思ったら、誰かの支えはあったほうがいいし、あってほしい。
そして、アドラーで一番好きなのはこれ。
自分を変えることは自分しかできない。