台風についてわかっていることいないこと
9月の台風21号はひどかった。
風の音が半端ない。
ガラスが割れるかと思ったのは初めて。
生まれて初めて、台風に恐怖を感じた。
その翌週、図書館で「台風についてわかっていること いないこと」という本を見たとき、これは今読むべき本なんじゃないかと感じた。
正しくは今じゃなきゃ読まない本、かもしれない。
読んでみて、分かったこと。
台風の研究はまだ日が浅いこと。
以前は台風で1000人ほど死亡者があったこと。
台風の発生場所によって性格が違うこと。
温暖化が進むと台風の発生件数は減るが今回のような台風21号クラスの強力な台風は増えるらしいこと。
台風に関する文章だけれど、文体がなぜか明るくて読みやすい。
そして、途中途中にあるコラムが面白い。
台風を研究する研究者たちの研究の日々はイキイキとしている。
理科、数学の方程式といったわかったことを伝えるより、世の中のまだわからないことがたくさんあると伝えるほうが、勉強に輝きが生まれるのかもしれない。